虫歯を自然治癒させる納豆のビタミンK2


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食事で虫歯を自然治癒させた、という声が続々と届いているアメリカの情報があります。

ちょっと昔の時代には、とくに自然と共存する暮らしをしていた人々の間にほとんど虫歯はありませんでした。虫歯になるのは、「食事」が一番の要因です。

骨や歯を強くする食事とは、どのようなものなのでしょうか。

 

虫歯を自然治癒させた実績

 

まだ穴が開いていない初期虫歯は別ですが、虫歯は自然治癒しないというのは常識で、虫歯ができて歯に穴が開いてしまったら嫌でも歯医者に行かなければ治らないと私たちの多くはそう思い込んでいます。

歯科医師でもそれは同じで、歯にまだ穴が開いていない初期の虫歯なら自然治癒する可能性はあっても、そうでない場合には不可能だと信じています。

 

live-1003646_640ところが、アメリカで虫歯が自然治癒することを多くの人たちが証明し始めています。机上の空論ではなく、実際に自然治癒させたという報告が多数寄せられていることから、これは調べてみる価値が大いにあると考えています。出版されている本CURE TOOTH DECAYには詳細が掲載されますが、今回は主な内容のみをご紹介します。

 

ブラッシング、毎日のフロスに加えて、フッ素に頼ることなく、虫歯を自然治癒させる方法には大きく分けて5つあります。(フッ素は虫歯の自然治癒を妨げる可能性があるので注意が必要です。)

1.砂糖を避ける

2. フィチン酸を避ける

3.生乳を摂取する

4. 歯にミネラルを与える歯磨き粉を使う

5. オイルプリング 

 

しかし、3.生乳は、ちょっと私たち日本人には馴染みがありませんよね。翻訳では、以下の通りになります。

 

生の乳製品や栄養豊富な食品 はビタミンやミネラルが豊富で、健康な歯、丈夫な歯を維持するのを助けます。ミネラル、カルシウム、ビタミンK2、ビタミンD3、マグネシウム、リン、脂溶性ビタミンを補ってくれるので、毎週少なくとも生の乳製品を消費することをお勧めします。ヤギの乳ケフィア、生チーズ、オーガニックバターがお勧めです。

虫歯に打ち勝つつもりなら、脂溶性ビタミンの摂取量とミネラルの摂取量を増やす必要があります。私が考える理想的な食事は、次のようになります。

 

・骨スープ、肉、魚、卵などの動物性食品に富んだ食事
・生と調理された野菜、特に緑の葉野菜。
・ケフィア、チーズ、オーガニックバターのような生の乳製品
・毎日朝早くフルーツをひとつ
・ビタミンD – 日光をたっぷりと浴び、ビタミンD3のサプリメントを毎日5,000IU
・ココナッツオイル、アボカド、オリーブ、魚や発酵タラ肝油のような健康的な脂肪の多い食品。
・真のサワー種のパンなどの発酵穀物のみを適度に。(または、穀物なし)
・発芽されているナッツ、種子や豆のみ。 
・加工食品、パッケージに入った食品、ファーストフードは避ける。

 

骨を強くして歯を自然治癒

 

歯を強くするためには、骨を強くすることと同じことをすれば良いのです。

骨を強くするためには、牛乳が良い!と私たちは信じているのですが、どうやらそのような単純な話ではありません。この情報によれば、オーガニックの生乳のものと限定しています。太陽をたっぷり浴びた無農薬の牧草を食べた牛から作られた牛乳やバター、ヨーグルトです。

t-bone-gristle-1238297_640なぜこのような生乳にこだわるのかと言えば、話はWeston A. Price博士の調査にさかのぼります。約80年前に出版された彼の著作の中で、世界中を巡り歯科医、人類学者として当時の多くの民族の歯と顔つきについて調査した結果、外界から孤立したあるスイスの僻村では虫歯がほとんどなく、彼らは生乳をたっぷり摂取していたという内容が書かれています。

見た目は同じでも、太陽をたっぷり浴びた牧草を食べて育った牛から絞り出された牛乳と、そうではない牛からの牛乳とでは、「人間のからだを作る力」が違います。安い建材で造られた家と、良質の建材で造られた家と、どのような違いがあるかという例えに似ています。

昔は、自然の中で育てられた栄養たっぷりの生乳が当たり前だったのですから、今とは時代が違います。ここニュージーランドにはオーガニック牛乳やチーズが販売されていますが、日本では一般的ではありません。人工的に不自然に効率よく作られた牛乳には、その害さえ認められています。

以下のグラフをご覧ください。

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乳製品や肉など動物性タンパク質の摂取量が多い国ほど、骨折率が高いというグラフです。

骨折率だけでなく癌にも相関関係があり、乳製品を消費する国ほど乳癌の発生率が高くなることも知られています。乳製品や肉が豊富なニュージーランドでも、自然な環境で育てられたものが主ではありません。オーガニック牛乳やオーガニックの肉はごく一部で、ほとんど世界と同じです。牧草自体、農薬の問題もあります。

歯や骨を強くするために摂取するはずの乳製品や動物の肉が、実は反対の結果になる矛盾がここにはあります。また現在では、新たな問題もあります。放射能汚染について、牛乳は汚染されやすいことが知られています。

 

 

牛乳や肉を摂取しなくても歯質強化

 

虫歯を自然治癒させるために、骨スープ、肉、魚、卵などの動物性食品に富んだ食事やケフィア、チーズ、オーガニックバターのような生の乳製品が必須だといわれていも、私はこれにはどうしても納得できませんでした。

日本人は元々、長年このような食生活をしてきていません。だから日本人は骨が弱かったか、と言われれば答えはNO。今でこそ砂糖たっぷりの食生活、農薬たっぷりの不自然な環境の中でつくられた野菜などが主流ですが、日本人には日本人の文化の中での食生活がありました。

 

たっぷりの無農薬野菜に、乳酸菌たっぷりの漬物、海藻や小魚、発酵した味噌や醤油をつかい、加工食品や缶詰などはなかった時代。太陽を浴びて(ビタミンD)農作業をしたり、子供たちも外で思いっきり遊びまわり、ビタミンもやミネラル、カルシウムもこれで十分だったのと思います。

なぜ肉などの動物性食品に海外ではこだわるのかといえば、そこにビタミンK2が含まれているためです。

彼らには動物の肉や乳製品から摂取してきた伝統があります。ビタミンKは骨にカルシウムを沈着させて、丈夫な骨を作る働きがあります。骨は、コラーゲンにカルシウムやマグネシウム、リンなどが、沈着することによってできています。ビタミンKはコラーゲンとカルシウムを結び付ける働きをし、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐので、最近では骨粗しょう症の患者にビタミンKが使用され、症状の改善に役立てられています。

つまり、骨や歯を丈夫にするためにはビタミンK2が欠かせません。

 

私自身、ベジタリアンというわけではありませんが肉をあまり好んで食べません。かつての日本人もそうだったと思います。カルシウムを骨にとりこむために必要なビタミンK2は、西洋では動物性のものからしか摂取できないと考えられているようですが、私たち日本人には独自の伝統的な食文化があります。例えばそのひとつに、納豆があります。納豆には、ビタミンK2 が豊富に含まれています。

 

虫歯の自然治癒に納豆の有効性

 

ミツカンのHPより納豆由来のビタミンK2が骨形成に深く影響

「納豆をよく食べる地域の人は骨が丈夫」。ミツカンが納豆事業に参入する1997年以前から、そうした納豆の効果は一般でも広く言われていましたが、当時、その科学的根拠はまったくと言っていいほど示されていませんでした。ミツカンでは当初から、おいしさはもちろん納豆のさまざまな健康機能研究に着手。その中のひとつが、骨と納豆の関係でした。

骨を丈夫にする物質といえばカルシウムが思い浮かびますが、カルシウムが骨にしっかりと吸着されるためには、骨タンパク質(オステオカルシン)という物質を働かせることが必要になります。この骨タンパク質のはたらきを高めてくれるのが、ビタミンK2です。静岡県立大学大学院生活健康科学研究科代謝調節学研究室の山口正義教授との共同研究で、納豆に含まれるビタミンK2の一種、メナキノン-7が、オステオカルシンの働きを高めること、骨の形成促進に深く関わっていることが実証されました。

以上転載終了
 
 
しかし、ここでひとつ問題があります。牛乳に引き続き、大豆も環境汚染のひとつ、放射能の影響を受けやすい食物のひとつだということがわかっています。食品の放射能検査地図(大豆編)ホワイトフード 日本ではかつて現在のように培養された納豆菌ではなく、藁についている自然の菌を利用して納豆を作っていたといいます。無農薬で太陽をたっぷり浴びた牧草を食べて育った牛からの牛乳のように、本来はこのようなものこそ、私たちが生きていく上で、健康に大きな力を与えてくれていたに違いありません。
 
このような本来の食べ物がこの地球上から次々と消えていくことは、本当に悲しい事実です。私たち人間が、病気や虫歯になりやすくなってしまうのは、この現状では仕方のないことなのかもしれません。
 
 
食生活が変化をし、私たちが住んでいる環境の汚染が深刻化すれば、虫歯など歯のトラブルが目に見える形で現れてきてもおかしくありません。しかし、その中でも意識をして生活をすることとまったく気にせずに過ごすことでは、その後の人生に大きな違いをもたらすことでしょう。
 
虫歯の自然治癒。
 
虫歯ができたら歯科医院に行って、その部分を取り除いてもらって詰めてもらう…今では当たり前のことですが、「自然」に反するこの流れに、そろそろ疑問を持ち始めても良い頃ではないのでしょうか。