ドライマウス唾液をたっぷりと出すナチュラルな方法


ドライマウスは、唾液の量が減少する症状です。唾液が少ないので、食べものが唾液に混ざらずに食べにくくなり、また口の中がネバネバになったりします。

 

唾液の量が正常な人でも、朝起きたときに口の中の不快感、ネバネバを感じることがあります。夜寝ているときは、唾液の分泌量が少なくなります。成人では1日に1~1.5リットル、(口の中に食べ物が入るなどの刺激がないときの安静時唾液で700-800ミリリットル程度)が分泌されるといわれています。

しかし睡眠時には、唾液の量は少なくなります。唾液には抗菌作用があり、菌の繁殖を抑えるリゾチーム、ラクトフェリンなどの成分が、細菌やウイルスを殺してくれるのですが、その作用が低下するのが夜寝ているとき。ドライマウスの症状をもっている人だけでなく、一般の人でも唾液を十分に分泌させることは、とても大切なことです。

 

 1.ドライマウスの症状

 

誰もが経験したことがあると思いますが、一般的に、緊張しているときには口が渇きやすくなります。緊張、悩み、イライラなどのストレスが加わると、自律神経の交感神経が優位になります。唾液量が減少し、粘液性の唾液が分泌することから、お口の中はネバネバやカラカラの状態になります。

このようなお口の中の不快な症状が、普段の安静時でも続くことがあります。ドライマウスのサインには、次のような症状があります。

 

1-1. 食べにくい、飲み込みにくい、話しにくい症状

 

一般的に、楽し雰囲気の中で食事をしていると、副交感神経系がしっかりと働いてたくさんのサラサラの唾液が分泌されます。唾液は食物を湿らせ、噛み砕きやすくしてくれます。そしてたっぷりと湿って砕かれた食べ物は、飲み込みやすくなります。また唾液は口の中を潤す潤滑剤にもなっています。

唾液の分泌量が減少すれば、食べにくい、飲み込みにくい、話しにくい症状として自覚できるようになりあす。

 

1-2. 味覚症状など舌の症状

 

唾液に含まれる成分、亜鉛が味覚に関係していると言われています。唾液の分泌量が正常でも、亜鉛が不足することによって味覚障害が起きることもありますが、このような場合は亜鉛を積極的に摂取することで症状が緩和されることがあります。

食べ物に含まれる味の物質が唾液の中に溶け込み、舌の表面にある味蕾(みらい)と呼ばれる細胞は味覚受容器なのですが、そこに届けられることで、味を感じることができます。

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この味蕾細胞が正常に働かなくなると、味がわからなくなるという症状が現れます。口の中が乾燥すると舌が炎症を起こして赤くなり、ピリピリと痛みを伴うこともあります。

左写真は、正常な状態の舌。ドライマウスで唾液の分泌量が減少すると、舌が傷つきやすくなり、熱いものや辛い食べ物が刺激となって痛くなり、食べられなくなることもあります。舌乳頭が萎縮して、舌が平坦になることが症状として現れることもあります。

 

 

1-3. 入れ歯が痛い症状

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口の中の人工物で、他のものに比べて面積が大きな入れ歯。ドライマウスで潤滑剤としての唾液が減少すると、少しの刺激もで口の中が傷つきます。今まで痛みもなく入れていた入れ歯が、痛くなることがあります。

 

 

 

1-4. 歯科的な治療を必要とするような症状

 

ドライマウスで唾液の量が減ることで、口の中の細菌が増殖しやすくなります。当然歯科的な治療を必要とするような、様々な症状がみられるようになり、悪化します。

 

 1-4-1. 虫歯

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口の中の環境が長時間酸性状態になったり、虫歯の原因菌が酸を出すことによって、歯のカルシウムやミネラルが溶け出します。唾液には緩衝作用があり、酸性の状態を中和させてくれる働きがあります。

唾液にはカルシウムやミネラルを歯に補充して修復してくれる働き、再石灰化作用があります。しかし、唾液が少なくなると再石灰化の働きが弱って虫歯になりやすくなります。さらに虫歯の原因菌が増殖する環境になるのですから、口の中の環境は大変過酷なものになります。

 

 

 1-4-2. 歯周病

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口の中の細菌が増殖することは、虫歯だけでなく歯周病についても同じことがいえます。歯茎の炎症、出血、進行は、唾液の量が減ることで症状はさらに加速します。

 

 

 

 

 1-4-3. 口臭

 

口臭の原因菌も、虫歯や歯周病と同様に増加します。朝起きたときの息は、日中に比べて口臭がきつくなります。就寝中は、唾液の分泌量が少ないからです。また朝食を食べずにそのまま日中を過ごすときにも、健康なときでも口臭が気になるものです。食べるときには、噛むことで唾液が分泌されます。食べ物という刺激で唾液の分泌が増加するからです。

ドライマウスで日中でもこのように唾液が減少すれば、このように口臭が気になるようになります。

また、ドライマウスによって舌の表面に舌苔がつきやすくなり、これがさらに口臭の原因になることがあります。

 

2. ドライマウスの原因

 

ドライマウスの原因は、緊張やストレス、イライラなど日常的に自律神経の交感神経が亢進され症状として現れるものと、病気や投薬などが原因のものがあります。

 

2-1. 疾患

 

ドライマウスで有名な疾患には、シェーグレン症候群とよばれる自己免疫疾患があります。

口が乾燥する、目が乾燥する、関節が痛む、膣が乾燥するなど、全身の様々な分泌腺からの分泌が減少して乾く病気です。この病気の原因は、現代でもまたよくわかっていません。

 

また、糖尿病腎不全脳血管障害などの病気で、ドライマウスの症状が出ることがあります。糖尿病では大量に尿が出て脱水症状となり、口が乾燥しやすくなります。

 

2-2. 薬の副作用

 

ドライマウスと引き起こす代表的な薬は、高血圧の薬、アレルギー症状を和らげる抗ヒスタミン薬、鎮痛剤、抗鬱剤などがあります。心当たりのある方は、主治医に種類や量の変更の相談してみることをお勧めします。

 

2-3.放射線の影響

 

ガンの治療で頭部付近の放射線治療が行われた場合に、唾液腺が器質的にダメージを受けてドライマウスになることがあります。放射線治療の後遺症です。

急性放射線症候群としての前駆症状のひとつに、唾液腺の腫脹と疼痛、圧痛というものがあります。また放射性セシウム137(Cs-137)は、唾液線(甲状腺の近傍)にも多く蓄積することがわかっています。

外部照射だけでなく、線量は少なくても内部被曝をすれば、放射性核種は臓器や組織にそれぞれ蓄積されて、細胞レベルや分子レベルで様々な破壊活動を行い多様な病変を引き起こします。

 

放射線治療の後遺症でも知られているように、唾液腺は放射線の影響を比較的受けやすいと考えられます。

 

 

2-4.加齢に伴う影響

 

ドライマウスは、更年期の女性にも多いことが知られています。唾液腺などの外分泌腺は、性ホルモンの影響を受けます。更年期の治療に抗うつ薬を使うこともあり、薬の副作用も重なってドライマウスの症状が見られることが多いのです。

また、年齢と共に体の水分量が減り、口の筋肉が衰えていきます。唾液の分泌量も同時に減少していく傾向にあります。

 

口の筋肉の衰えは、加齢に伴うものばかりではありません。現代食は柔らかいものが多く、よく噛んで食べなくてはならないものは多くはありません。筋肉は使わなければ、衰えていきます。

口の中に食べ物という刺激を与えて、よく噛むことによって唾液の分泌は促されます。口の筋肉の衰えという点では、若者でもその影響は考えられます。

 

 

 3. ドライマウスの対策

 

ドライマウス対策には、歯科医院で治療として行っていること以外にも、自宅でできる唾液腺マッサージ、また薬剤が苦手な方向けに、自然に唾液分泌を促して虫歯、歯周病、口臭を予防してくれるナチュラルなオーラルケア製品があります。

 

3-1. 歯科医院での処方

 

歯科医院で取り扱っているものには、含嗽剤、トローチ、口腔用軟膏、人工唾液、内服薬などがあります。

 

 3-1-1. 含嗽剤

 

うがい薬です。含嗽剤には含嗽用のズレンイソジンガーグルなどがあります。

 

アズレンは、口の中に炎症が起きたときに、炎症を取り除くために使用される薬です。炎症は、病原微生物を退治するために起こる体の正常な反応で、体を守るために必要なものです。

そのため、薬で炎症を抑え過ぎてしまうと感染症が長引いてしまうことがあります。しかし、炎症の悪化によって望ましくない作用もあるため、炎症は慎重に様子をみながら抑えていく必要があります。

炎症で腫れるときなどには、ヒスタミン等の物質が放出されます。免疫細胞からのヒスタミン遊離を阻害することによって、炎症を抑える薬です。

 

イソジンうがい薬は、有効成分ポビドンヨードの殺菌・消毒効果と、うがいによる洗浄効果によって、口の中やのどの殺菌・消毒、口臭の除去に効果があるといわれています。

 

 

 3-1-2. トローチ、口腔用軟膏

 

トローチ剤は、殺菌成分の入ったものです。

 

口腔用軟膏は、副腎皮質ホルモン(ステロイド)または抗生剤を含んでいることが一般的です。炎症を抑える効果はありますが、長期の使用はお勧めできません。菌交代現象や口腔カンジダを起こす可能性があります。

 

 

 3-1-3. 人工唾液

 

ドライマウスのための人工唾液には、サリベートとよばれるものがあります。長時間持続するものではなく、不快な感覚をもたれる場合も少なくありません。

 

アクアバランスとよばれる、通販等でも購入できて使いやすいスプレータイプの人工唾液もあります。

 

 

 3-1-4. モイスチャープレート

 

夜就寝中には、上記のようなものは使用できません。そのため、モイスチャープレートとよばれるものがあります。それぞれの歯型に合わせて作られ、口の中に装着して使う透明のプレートです。

就寝前に装置に人口唾液を塗布し、装着して寝ます。夜間に人口唾液が徐々に染み出してきて、口腔内の潤いを保ちます。口の中が乾燥しすぎて睡眠障害を起こすようなときに、有効です。

 

 

 3-1-5. 内服薬

 

気道潤滑去痰剤のムコソルバン、気道粘液溶解剤のビソルボン、漢方では口の渇き、空咳に効くと言われている麦門冬湯というものなどがあります。

 

 

3-2.唾液腺マッサージ

 

唾液が出る唾液腺は、主に3か所あります。唾液腺を肌から直接マッサージすることによって、唾液の分泌を促します。

耳下腺、顎下腺、舌下腺。

耳下腺は耳の前方から頬の内側に、さらっとした漿液性の唾液を分泌します。顎下腺と舌下腺は舌の近く、下顎にある粘液と漿液の混合腺です。

 

 

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 3-2-1. 耳下腺マッサージ

 

耳下腺は、両耳たぶの前方にあります。

口を開けると、その近くに上下に走る筋肉があります。これは咬筋で、噛むときにはたらく筋肉です。この咬筋のあたりで、頬の出っ張りの下周辺をマッサージします。上顎の一番奥の歯がある部分です。

 

 3-2-2. 顎下腺マッサージ

 

顎下線は、下顎の下縁にある骨の内側にあります。

触ってみるとわかるのですが、周辺には筋肉が前後に2つあります。その間の筋肉がない三角のやわらかい部分、その部分に顎下腺があります。

 

 3-2-3. 舌下腺マッサージ

 

舌下腺は、下顎の先の内側、舌の付け根にあります。

舌を下から押し上げるようにして、マッサージします。親指を使うと良いでしょう。

 

指で軽く押すように、力を入れないで行います。

 

 

4.唾液をたっぷりと分泌するように設計された、オーラルケア製品

 

自分の唾液は一番ナチュラルで効果的な、虫歯予防、歯周病予防、口臭予防になります。

そのために、唾液腺を刺激して分泌を促すことができるような、オーラルケア製品がニュージーランドで誕生しました。まだ日本では、知られていないものです。3つのステップを毎日行うことで、より効果が発揮されます。ピュアでナチュラルなオーラルケアです。

 

  4-1.Ozospa デンタルリンス ステップ1.

 

Alkaline Mouth Rinseは、お口の中のpHを酸性状態から中和させ、唾液を刺激して、侵蝕を最低限にしてくれます。(歯は酸性状態で溶け出します。また原因菌を増殖させないために、口腔内環境を中和させることが必要です。)

虫歯の原因菌だけでなく、歯周病の原因菌を殺菌、さらに口臭の原因、揮発性硫黄化合物(VSC)を抑制します。

液体歯磨きとしても、利用できます。

 

効果的な成分:キシリトール、亜鉛、亜塩素酸ナトリウム(BioxTM)が入っています。これらの成分はすべて、お口の中のバイオフィルムとエコシステムのバランスを増進させることが、臨床的に証明されています。

 

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Alkaline Mouth Rinse  500 ml

 

 

  4-2.Ozospa 歯磨き粉 ステップ2.

 

パウダーを歯ブラシにつけて、2分ほど満遍なく歯や歯茎を磨きます。パウダーはお口の中ですぐに溶けて、さらに多くの唾液が出るように刺激してくれます。

発泡剤は入ってないので、泡立ちません。研磨剤も入ってないので、歯を傷つける心配はありません。

 

有効成分:キシリトール、重炭酸ナトリウム、グリセロリン酸カルシウム*、トタロール、メントール、ペパーミントが入っています。

 

これら成分の相乗効果によって、お口をキレイに、そして息は長時間爽やかさを保ちます。お口をゆすぐ必要は、ありません。歯磨き後も、安全な有効成分がお口の中に残ってしっかりと働きかけてくれます。

 

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Dental Powder 50g

 

  4-3. タブレット ステップ3.

 

このタブレットは、お口のバイオフィルムのバランスをリセットさせ、ミネラルたっぷりの唾液で満たしてくれます。自然に、爽やかな息が続くことが、ご実感いただけます。

次の食事、飲み物(お水以外)を口に含むまでの間、このタブレットを使います。これはOzospaオーラルケア製品の中でも活性が高く、健康を増進させる有効成分がギュッと圧縮されているものです。

 

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Chew & Go Dental Tabs 40 tabs x 3 packs

 

すべて、食品基準で作られています。飲み込んでも、まったく問題はありません。甘くて、口の中に入れてもまったく不快さはありません。歯磨きなどのオーラルケアが苦手な方でも、楽しみながらお使いいただけます。

今後、唾液の分泌を促すという新しいオーラルケアの考え方が、広く世界的にも知られていくことになるでしょう。

 

5.まとめ

 

ドライマウスは、様々な要因で起こり得る、身近な症状です。

唾液がいかに大切なものなのか、おわかりいただけたと思います。口の中のトラブル対策に、まずは自分でできることから始めてみましょう。