歯間ブラシの使い方
歯間ブラシを使うと、歯ブラシだけでは落とせない歯と歯の間の汚れを取り除くことができます。
歯間ブラシの歯間部のプラーク除去効果(日歯保存誌、48、272(2005年)
基本的には、デンタルフロスで取り除くことができますが、歯間ブラシの使用は、次のような場合にとくに有効です。
・歯茎が下がって、歯と歯の間の隙間が大きい
・ブリッジの被せ物がある
・歯周病が気になる
では、サンスターMouth & Body PLAZAチャンネルより、わかりやすい動画をご覧ください。
歯間ブラシの選び方
歯間ブラシのサイズは、1(SSS)から5(L)まであります。
歯茎の退縮がみられない場合は、最小サイズの1(SSS)でも挿入できないことがあるので、その場合はデンタルフロスを使いましょう。最初は1(SSS)を選択し、サイズを大きくしながら自分に合った歯間ブラシのサイズを選びます。
サイズ | 最小通過径(mm) | 歯と歯の間 | 適応部位 |
1 (SSS) | ~0.8 | 狭い | 初心者の方、歯茎の退縮がない部位に |
2 (SS) | 0.8~1.0 | ||
3 (S) | 1.0~1.2 | 経度の歯茎退縮の部位に | |
4 (M) | 1.2~1.5 | ||
5 (L) | 1.5~1.8 | 広い | 歯茎の退縮部位、ブリッジ |
全日本ブラシ工業協働組合による通過径の自主規格に基づきます。
デンタルフロスは使用ごとに捨てますが、歯間ブラシは毛先が痛みワイヤーが曲がってしまうまで、繰り返して使用できます。歯ブラシ同様、よく洗って、風通しの良い場所に保管します。
歯茎に炎症がある場合は、とくにはじめのうちは出血することがあります。歯間ブラシの使用で汚れが落ちることによって、歯茎の炎症が収まり出血は減少していきます。
サイズの合わない歯間ブラシを無理に挿入することで、かえって歯茎を傷つけることがあるので、注意が必要です。
デンタルフロス同様に、歯間ブラシを使うことによって歯の間が広がりそう・・と心配される方もいます。歯間ブラシにはワイヤー部分があるので、とくにこの部分で歯を直接ゴシゴシすれば歯や歯茎を傷める可能性がありますが、歯の間の広がりを心配する必要はありません。
鏡を見ながら、歯間ブラシを上手に利用して、歯の汚れをきれいに取り除きましょう。